コンプライアンスを法令遵守(法令にそむかずそれを守ること)として訳して考えている方も多くいらっしゃることでしょう。 しかし、それは誤った認識です。それは、なぜでしょう。
一つ目は、法律は常に最先端をおさえていないからです。 法律は、事故・事件・問題が起きてから作るプロセスです。つまり、過去に発生したものに対応して作られるのです。当然ながら、最先端をおさえるのは不可能です。
二つ目は、法律は最低限のルールしか定めてません。過去の事件を遡って作るので、未来を予測して最大限のルールを定めることも不可能です。
コンプライアンスとはどのように考えるべき?
さまざまな説がありますが、コンプライアンス【compliance】は【complete】+【apply】を合わせて考えることがあります。
【complete】完璧・完全な
【apply】提供・適用する
上記、二つの意味からしてコンプライアンス【compliance】とは、”常に完全な仕事を社会に提供していく”と考えることができます。
”社会に提供していく”ということですから、法令を遵守するのように何かを消極的に守るということではなく、積極的に社会に提供していく活動と捉えることができます。
企業においては、「IR活動」「CSR活動」のように積極的な活動に打って出ることが、コンプライアンスに繋がるわけです。
コンプライアンスとリスク対応について考える
コンプライアンスを法令遵守と捉えるならば、その法令に違反しないように守る姿勢になります。
しかし、そのように法律を守る消極的な活動であるならば、守ることだけに集中して守れなかった時の隠蔽につながります。
そうではなく、コンプライアンスを社会に提供していく積極的な活動と捉えると、積極的な活動には予期せぬ出来事(ミス)が発生します。
そのミスがあることを前提にどうやって減らすか・なくすかを考えることが重要になっていきます。
どのようにすればコンプライアンスへの対応ができる?
コンプライアンス「社会に完全に提供する」と訳せますが、その社会の要請は日々変化します。
例えば、過去には「モーレツ社員」「24時間働けますか」などの長時間労働がもてはやされていたわけですが、昨今は「働き方改革」「過労死」などと長時間労働へののネガティブなイメージ・社会の対応が生まれてきています。
このように、刻々と変化していく社会の要請に会社として、どう対応していくべきなのでしょうか。
当動画の最後では刻一刻と変化する社会の要望について企業がどのように対応していくべきかを説明しています。
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